市長が意見交換申し入れ 回答得て議論の場へ
- 2019年11月06日
- 政治・行政
陸自配備計画 4公民館、再度質問事項を提出
平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、中山義隆石垣市長が近隣4公民館に意見交換を申し入れていることが分かった。4公民館は5日、ことし4月に開催された意見交換会での質問や要望に対して「何の回答もない」として改めて質問事項を市に提出、「誠意ある回答を得た上で議論に臨みたい」とした。
4公民館は、とくに予定地周辺の自然環境や石垣島全体の水環境、生活環境が破壊、汚染されることがないとする科学的根拠を提示するよう要求した。
さらに有事の際の具体的な住民避難計画、陸自配備後の事故・有事が発生したときの責任の取り方などについて回答を求め、「市民の意見を聞くための住民投票もされておらず、近隣地区が反対する中での受け入れには、市長に重大な責任がある」と指摘している。
於茂登の喜友名朝昭館長、開南の小林丙次館長、川原の具志堅正館長、嵩田の高宮耕館長が市役所を訪ね、知念永一郎総務部長に文書を手渡し、新聞紙上と市ホームページ上で回答を公開するよう要望した。「すべてに回答しないと前に進めない」と述べた。
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