八重山の特産品大集合 産業まつり、きょうまで
- 2019年11月03日
- 地域・教育
「島々ぬ未来ゆつくるやいまむん」をテーマにした「2019八重山の産業まつり」(同実行委員会主催)が2日、石垣市民会館で開幕した。会場には八重山3市町から23ブースが出展、島々の特産品が一堂に集まった。また、今回初めて専門家派遣事業が実施され、専門家が店舗の商品や陳列をチェックした。同まつりは3日まで。
出店業者は石垣市18、竹富町4、与那国町1店舗。会場には焼き物などの工芸品、島素材の加工食品などが集まった。体験ブースも2カ所で実施、初出店業者が2店舗あった。
このうち、㈲うえざと木工は「KATARIGI」と題するブースで、木のトレイやアイデア商品を販売。昨年、余った端材(はざい)を求める客がいたことから、端材木の詰め放題を実施した。店舗の高松大祐さん(41)は、「台として使ったり、握ったりしてもいい。楽しみ方は自由」と話した。
与那国町から唯一の出店となった合名会社崎元酒造所(崎元俊男代表)は長命草を活用した「長命酢」や「長命酒」などを販売。同代表は「石垣島まつりと同時開催なので、観光で訪れる県外の客にもPRしたい」と意気込んだ。
気になる商品を買い求めようと、会場には午前中から市民や親子連れ、観光客らで大入り。試食をしながら商品を購入していった。
石垣島に嫁いだ娘に会うために来島した鈴木省男(よしお)さん(81)=埼玉県=は、アンガマ面などを購入。「以前から気になっていて探していた。売られていることを新聞で知って買った。理由なしに良いものは良い」とお目当ての工芸品を手に喜んだ。
今回初めて導入された専門家派遣制度では、4人の専門家がブースを巡り、商品やパッケージ、展示方法などを確認。石垣市商工会の担当者は「専門家の意見を聞くことで、自社商品の売り上げ増につながる。知名度を上げて販路を広げ、徐々にレベルアップしてほしい」と期待した。
オープニングセレモニーで黒嶋克史実行委員長は「23事業所が参加し、自慢の商品を紹介している。ぜひ会場に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
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