九州地区高校野球大会 八重農、初勝利ならず
- 2019年10月21日
- スポーツ
【佐賀で崎山拓真記者】第145回九州地区高等学校野球大会(九州地区高等学校野球連盟主催)2日目は20日、佐賀ブルースタジアムで1回戦を行い、県第2代表の八重山農林は、福岡第一(福岡1位)に1|8、七回コールドで敗れた。九州大会初勝利はならず、自力でのセンバツ出場も逃した。スタンドでは保護者やOB、八重山関係者が声をからして声援を送ったが、かなわなかった。
先攻の八重農は先頭の久貝悠斗が初球をたたき左中間を破る三塁打を放つも、その後サインミスで飛び出し、三本間でタッチアウト。後続も倒れ先制のチャンスを生かせなかった。
先発の垣本真志は立ち上がりから制球に苦しみ、2個の四球を与え1死一、二塁とピンチを迎えると、福岡第一の4番・岸本に右前にはじき返され先制を許した。続く二回裏、垣本から親里に継投したが、2本の左前適時打などで3点を失い苦しい展開に。
4点を追う八重農は三回表、先頭の久貝が死球で出塁すると、大浜圭人の犠打、上江洲伶生の左前打で1死一、三塁の好機。4番・砂川将吾の犠飛で1点を返した。
四回表、八重農は2死から死球とヒットで走者一、二塁とし、大浜の中前打で二塁から宮良太海が生還を試みたが、センターの好返球で本塁タッチアウト。追加点はならなかった。
親里は五回に1点、六回に長短4安打を浴び3点を失い、力尽きた。打線も代わった左腕・久場の変化球を捉えることができず、七回コールド負け。力の差を見せつけられた。
大浜主将は「打線の調子は良かったがつながらなかった。今の打撃では勝てないし、まだまだ上にいけない。石垣の人たちにプレーで恩返ししたかったが申し訳ない」と悔しさをにじませた。
新里和久監督は「序盤から良い形でヒットは出ていたが、つなぐことができなかった。投手陣はカウントを取りにいったボールを打たれてしまった」と敗因を分析。「子どもたちには焦りと緊張もあった。監督としてもっと落ち着かせたかった」と悔やんだ。
八重農
0010000|1
130013×|8
福岡第一
(七回コールド)
(八)垣本、親里—岡本
(福)石橋、久場—岸本
▽三塁打=久貝(農)、久場(福)
▽二塁打=垣本(農)
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