病後児保育所を設置へ 子ども子育て会議で示す
- 2019年10月09日
- 政治・行政
石垣市 21年度に計画
2019年度第2回石垣市子ども・子育て会議(村吉和美会長)が8日午後、石垣市役所で開かれ、2020~24年度までの第2期事業計画骨子案など2議案が承認された。この中で石垣市は、病気回復期の児童を預かる、病後児対応型保育所を21年度に設置する計画を示した。
市によると病後児保育所は、児童が病気回復期であることや、集団保育が困難な期間に専用スペースなどを設けて一時的に保育するもの。運営は看護師と保育士を配置することで可能という。
市はこれまでに、病気中の子どもを預かる病児対応型保育所の設置を模索していたが、施設に医師を配置するなどハードルが高い部分があった。病児対応保育所に関しては、今後も県などへ要請を行う予定。
また、市は24年度までの保育施設等の利用者数や受け皿体制についても説明。委員からは「保育士が確保できない場合、定員を受け入れられない」、「保育士が確保できると見込み分の受け入れが可能」「保育士を増やすことと、子どもたちの安全面を重点的に」などの意見があった。
第2期事業計画骨子案には、基本目標に▽仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進▽子どものための多様な居場所づくり―の2項目が新たに盛り込まれた。施策としては▽児童館などの居場所づくり▽新・放課後子ども総合プランの展開―などがある。
同会議は今後、12月3日の第3回会議を経てパブリックコメントを展開、最終案を年明けの第4回会議に提出する予定。
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