八重農、準優勝飾る 19日開幕、九州大会に弾み
- 2019年10月06日
- スポーツ
【沖縄】第69回県高校野球秋季大会(県高野連主催)の決勝戦が5日午後、コザしんきんスタジアムで行われ、八重山農林は沖縄尚学に延長十回、7ー8でサヨナラ負けを喫した。九回に一挙5点を奪って同点に追い付く粘りの野球を見せ、九州大会に弾みをつけた。
八重農は2ー7と5点を追う九回。2死二塁から4番・砂川の右安打で1点を返すと、四球と安打で2死満塁から7番・上田の右安打で2点を追加。さらに四球で満塁の好機をつくり、9番・宮良の投ゴロが一塁への悪送球を誘い二塁走者も生還して試合を振り出しに戻した。
九回裏の沖尚攻撃を3人で抑えて迎えた十回表、2死一、二塁の勝ち越しのチャンスを迎えたが、あと1本が出なかった。その裏、沖尚の長打2本に涙をのんだ。
八重農は、佐賀県で19日に始まる秋季九州大会に沖縄県2位で出場する。センバツ甲子園の九州枠は4。同大会には8県2校の計16校が出場。2勝して4強に進めばセンバツ出場がほぼ確実となる。組み合わせ抽選会は11日。
集中力がついた
大浜圭人主将の話
夏の甲子園出場の沖縄尚学と渡り合えたのは自信につながった。一人ひとりが「最後は自分が決める」という思いがあった。九回2死のときは気持ちがどん底だったが、チームメートの「いける」という声や、4番砂川のタイムリーで「このままじゃダメだ」と勇気づけられた。今まででは考えられないくらい集中力のあるチームになった。九州大会までにチャンスで打つ打撃を意識して練習に励み、甲子園出場をつかみたい。
甲子園に導きたい
新里和久監督の話 九回表は「試合はまだ終わっていない。チャンスは続くよ」と選手たちに声をかけた。選手たちからも「チャンスだよ」「ボール見極めて」など声が出ていた。選手たちが自分たちの仕事をして、ランナーをため、チャンスで打つことができた。よくつないで自分の仕事をやってくれた。甲子園は思い入れのある舞台。選手たちを導いていきたい。
八重農 0010100050|7
沖縄尚学0102030101|8
(八)垣本、親里|岡本
(沖)永山、大湾、後間、嘉陽、當山|蔵元
▽三塁打=島袋、與谷、久高(以上、沖)
▽二塁打=大湾、島袋、與谷(以上、沖)、上田(八)
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