増税、軽減税率スタート
- 2019年10月02日
- 社会・経済
消費税10%への増税と軽減税率が1日スタートし、各店舗では値札の張り替えや、軽減税率対応レジを導入して対応した。イートインスペースのある店では「飲食10%」など張り紙で周知するが、レジ通過時には店員の手間にもなっている。消費者は8%から10%という2%の値上げに、「仕方ない」との声もあった。
JAファーマーズマーケットゆらてぃく市場(山根聡店長)では、扱う商品の約8割が農作物。軽減税率対象とならない商品は、花、酒類、コーレーグースなど。同店では国のキャッシュレス消費者ポイント還元事業も展開している。
イートインフロアは屋外のテーブル席が対象で、客からの申告制。食品の値札は消費税8%の税込み価格で表示されているため、イートインを申告されると▽税抜き価格の確認▽10%の税込み価格の割り出し|という作業が発生するため手間に。山根店長は「レジは税込み価格しか通らないので、手動計算するしかない」と話した。
メイクマン石垣店(浦内克雄店長)で買い物をした40代男性=与那国=はトイレカバーや車のクリーナーなど、地元の与那国では買えない商品を購入。「増税は特に気にしていない。生活用品の買いだめもしなかった」と話し、「消費税は上がらない方がよかったが、仕方ない」とも述べた。
ペット用品などを買った50代女性=字石垣=は、税込み価格を見て品定め。「前の価格と比べると、そんなに上がっていない。大きな買い物をしないから痛く感じない」と述べる。また、9月末からの日用品の買いだめについて、「高い物ではない日常品の買いだめは、あまり意味のない行動」と分析した。
関連するニュース
- タクシーと離島航路値上げ 来月の消費増税で運賃改定 2019/09/03
- 消費税、あすから8% 「上がる前に買っておこう」 2014/03/31
- 消費税引き上げ・郡民の波紋 2013/10/02