18年度市税徴収率97.4% 過去最高を記録
未収金も大幅に減少 石垣市納税課
石垣市納税課(吉村安史課長)の市税徴収率は年々上昇しており、2018年度には現年度・滞納繰り越し合わせて97.4%の過去最高を記録した。滞納処分の強化で未収金は10年度の5億2978万円から1億4282万円に大幅に減少している。同課は、滞納に陥らないよう納期内納付の推進に力を入れている。
市税は市民税、固定資産税、軽自動車税などで構成され、自主財源の根幹をなす。18年度の調定額は58億5509万円(前年度比3.3%増)で、57億419万円を徴収した。内訳は現年度分57億1956万円に対し56億3887万円、滞納分1億3552万円に対し6531万円。
調定額は好調な観光を背景に増加傾向にあり、18年度分は10年度の49億6764万円から17.9%伸びている。
徴収率向上の取り組みとして09年度にクレジット納付、12年度にコンビニ納付を開始するなど納めやすい環境を整備。昨年11月からは、現年度分の納め忘れのある市民に「納め忘れはありませんか。どうかお早めに納付をお願い致します」と一斉ショートメールで納税を促している。
滞納者に対しては家宅捜索、不動産公売などの滞納処分を強化。18年度は954件8665万円を差し押さえた。10年度からの累計は8447件10億9486万円となっている。
監査委員は「近年の徴収率の向上は市民の納税意識の高さを象徴している。収納率の向上は行財政改革の重点事項であり、負担の公平と健全財政の確保のため取り組みが必要である」としている。
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