真栄里海岸でごみの種類や量を調査
- 2019年09月07日
- 地域・教育
一般社団法人ビーチクリーンロボットプロジェクト海岸工学会(清野聡子理事長)は8月1日から31日まで毎朝、石垣市の真栄里海岸を清掃し、ごみの種類や量を調査した。同会が製作する海岸清掃ロボットを石垣島で使用するための下調べの一環。
同学会は、九州大学や九州工業大学の研究者、研究広報事業者などで構成。海岸、海浜に対する人々の理解増進に寄与することを目的に、海岸清掃ロボットの開発を含む技術の発展、普及振興に関する活動を行っている。石垣島での調査は初。
ごみ拾いを実施したのは、同会会員で大学等の研究成果を漫画で広報する「研究広報」の仕事を行っている漫画家の「はやのん」氏(44)=八重山高校出身=と、同氏の長女の小林みりさん(大浜小5年)、長男の幾斗君(同4年)。台風が接近した8月4日以外は毎朝、午前6時半から約1時間、同海岸でごみを収集し、結果を毎日、同学会のウェブサイトに掲載した。
収集されたごみは▽ペットボトル107本▽発泡スチロール1・4㌔▽燃えるごみ1・3㌔▽プラスチック袋1・1㌔▽レジャー用品2・9㌔▽ロープ、ひも、電気コードなど1・7㌔▽プラスチックごみ4・7㌔▽浮き27個|など。
はやのん氏は「毎日掃除しても翌日には必ずごみがあった。海のごみ全てを拾うことは不可能だが、自治体と住民一人一人が、できることをやってほしい。環境課で登録すれば清掃用のごみ袋が無料でもらえる」として、海岸清掃の習慣が地元に根付くことを願い「いつか石垣島にビーチクリーンロボットを連れて来たい」と語った。
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