八重山の新交通利用 サービス実証実験へ
- 2019年08月04日
- 社会・経済
沖縄総合事務局が交付決定通知書
【那覇】石垣市と竹富町の船舶、バス、タクシーを一体的につなぐ新たな交通利用サービスの実証実験を行う「八重山MaaS化事業」の連携体代表者に1日午前、沖縄総合事務局で石谷俊史運輸部長から交付決定通知書が手渡された。
実証実験はことし11月から来年2月までの4カ月間。公共交通の乗車・乗船券を電子チケット化し、スマートフォン決済を可能にすることで、利用者の利便性や公共交通分担率の向上につなげる。
石谷部長は「ほかの選定事業ではJRなど核となる交通事業者がいるが、MaaSは銀行や旅行会社など地元企業が1から協力して作り上げてきた点で意義がある。実用化につなげられれば地元の人にもメリットになる」と期待。
MaaSの基盤構築や実験全体をとりまとめるTISサービス事業統括本部の田村友克さんは「今年度は掲げた目標値を達成して成功に導きたい。来年度以降は地域住民の交通課題を解決する地域型MaaSの実現を目指したい」と抱負を語った。
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