「支え合う世の中に」 松竹(石垣中3年)さん最優秀賞
- 2019年07月28日
- 地域・教育
2019年度第34回少年の主張八重山地区大会(八重山地区青少年育成市町民会議主催)が27日午後、石垣市民会館中ホールで開催され、9人の出場者が熱弁を振るった結果、松竹梨乃さん(石垣中3年)が最優秀賞に輝いた。9月26日に金武町中央公民館で開催される第41回沖縄県少年の主張大会に八重山代表として派遣される。優秀賞には世持結生さん(白保中3年)、池田真鈴さん(与那国中2年)が選ばれた。
今年は石垣市から5人、竹富町から2人、与那国町から2人の計9人が出場。地域の伝統行事や文化、身近な人の病気や部活動など日常の生活を通して考えたことを発表した。
松竹さんは「天使の翼」の演題で発表。知的障がいのある兄2人が周囲から偏見を受けた様子を目の当たりにした経験から「障がいのある人を決して偏見の目で見ず、笑顔で受け入れる心を持ってください。何か言いたそうにしていたら耳を傾け聞いてあげてください」と訴え、「人を思いやる優しい人は天使の翼を持った人。お互いに理解し合い、皆が支え合う世の中にしていきたい。私も天使の翼を持って」と結んだ。
大嶺千秋審査員長は「中学生らしい感性で心に響く言葉がたくさんあった。緊張の中でも伝えようという気持ちが伝わり、感動をいただいた。全体の改善点としては、提言するだけではなく実現するために自分がどう努力するかを明確にすると良くなる」と講評した。
松竹さんは発表後、「障がい者に対する偏見がなくなるようにと発表した。県大会では多くの人に伝わるように分かりやすい表現を使うなど工夫して発表したい」と語った。
最優秀賞と優秀賞を除く出場者は優良賞となった。 ▽優良賞=伊志嶺天花(石垣中3年)、荒木悠太朗(西表中2年)、比嘉瞬吏(名蔵中3年)、大城虎徹(大原中3年)、当銘由羅(石垣第二中3年)、青野和真(久部良中2年)。
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