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豊年祭で行われるミシャグパーシィは…

 豊年祭で行われるミシャグパーシィは、神酒を大切にいただく神事である。八重山に水稲を伝えたとされる人を神としてまつっている米為御嶽でも、登野城字会が厳かに行った▼給仕役4人が長老ら客4人と向かい合い、黒い木製の皿に神酒を注ぎ、掛け合いで古謡を歌いながら振る舞う▼歌詞のコピーをみても、よく分からない。漢字では「神酒囃子」と書くらしく、これだとなんとなく。方言を訳した資料に当たってみると、次のようなやりとり▼「みんなの稲が来夏世は石のように固く稔るようお願い申し上げます」と祈願をした後、「神から賜った畑、非常によい畑からとれたお神酒です」「皿のお神酒を注ぎ、歌いはやしてお祈りすると、来夏世は稔ります、豊年になります」などと歌い、これに客が「このお神酒はなんとおいしく、香りよくできることでしょう」と応じる。そして「どうぞお受けください」「豊年の賜り物。はい、ありがとうございます」と結ぶ▼住民が神に対してひたすら感謝、祈願する内容とばかり思っていたので、はやしたたえているところが意外だったが、神様もさぞ喜び、来夏世も豊作をという気になるのであろう▼「お神酒」を「子ども」に置き換えると、子育てや教育にも通じる。自戒を込めて、褒めよ、たたえよ。(比嘉盛友)

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