テレワーカーを育成へ きょうから募集開始
- 2019年07月26日
- 社会・経済
【那覇】情報通信技術を活用して時間や場所の制約を受けずに柔軟に働くテレワーカーを育成することで、島外から仕事を取り込む環境を構築する県の「離島テレワーク人材育成補助事業」が今年度から3年間、石垣島など3島で実施される。26日に募集を開始し、8月下旬に石垣市内で事業説明会を開く予定。人材育成やテレワークのあっせん、就業支援などを行う㈱ブルー・オーシャン沖縄の崎山喜一郎執行委員は「スキルやパソコンがない人でも研修やリースでサポートする。気軽に連絡してほしい」と呼び掛けている。
石垣島のほかに久米島と渡嘉敷島でも実施。県の一括交付金を活用する。研修などを行う「コワーキングスペース」は石垣市真栄里の物件を予定。写真を見て基本的な情報を打ち込むタグ付けなど初歩的な段階からホームページやデザイン制作、プログラミングなど高レベルの仕事を同社が各テレワーカーの能力に応じて割り振り、成果を確認した後、報酬が支払われる。
同社は2015年から3年間、総務省のふるさとテレワーク推進のための地域実証事業で竹富町の移住応援プロジェクトを実施した実績があり、ノウハウを活用する。4年目からは自走化を目指しており、崎山執行委員は「3島からスタートし、全県的に離島を増やしてつなげ、新たなITを使った産業基盤をつくりたい」と意欲を語った。
石垣島在住者が対象。40人程度を予定しているが、超えても対応する。問い合わせ先はIsland Cоnnect Okinawa(070-5271-9824)、メール(info@icokinawa.com)。
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