包丁を使い魚さばく 5校の児童43人が挑戦
- 2019年07月26日
- 地域・教育
県離島体験交流事業
県の2019年度沖縄離島体験交流促進事業離島版が24日から石垣島でスタートした。2日目の25日は、県内離島5校の小学5年生43人が伊原間公民館で魚さばき体験に挑戦した。
同事業は15年度にスタート。複数の児童を対象に、講演やワークショップなど離島での体験交流などを行い、離島間ネットワークを形成することなどが目的。石垣島開催は2度目。
石垣島派遣は伊江、粟国、多良間、与那国、比川の五つの小学校43人のメンバー。魚さばき体験では、地域住民からグルクンのさばき方を学んだ。
魚さばきは▽うろこ取り▽内蔵の取り出し▽三枚おろし一の流れで実施。地域の大人は「ゆっくりスッと切る」「握りすぎると体温で身が煮えてしまう」などレクチャーした。その後、天ぷらにして全員でほおばった。
多良間小学校5年の野原雫さん(11)は、「うろこ取りではうろこがすごく飛び散った。魚をさばくのもうまくできたと思う。(家に帰って)親と一緒にさばくならできそう」と感想を述べた。
事業の委託を受けた㈱カルティベイトの協働促進部、宮城祥部長は「島の良いところを比較して、自分の島の良さを再発見するスタート地点となってほしい。(将来)島を出た際にも、島の事を説明できるようになるので、自信につながると思う」と成長に期待した。
石垣島開催の日程は3泊4日。参加児童は今後、各島で学んだことを考え、各自治体の12月議会で発表する予定。
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