海外3都市から招へい 島づくりの未来考える
「アイランダーサミット石垣」(石垣市主催)の記者会見が27日夕、石垣市民会館中ホールで開かれ、10月3日から6日までの4日間、石垣市内で開催することを発表した。メイン企画のアイランダー・セッションでは、米国ハワイ州のカウアイ島、インドネシアのバリ島、イタリアのサルデーニャ島の3都市から関係者を招聘(しょうへい)し、島づくりの未来を考える。
アイランダーサミット石垣のテーマは「私たちは地球島の島人」。海外からゲストを招き、国内外の有識者と共に、環境、コミュニティー、次世代ビジネスなどのテーマでアイデアを交換することが目的。
石垣市と姉妹都市のカウアイ島からデゥレック・カワカミ郡長、サルデーニャ島セウーロ市のエンリコ・サルバドーレ・ムルジア市長、バリ島からは学生らが招かれる。
中山義隆市長は主催者あいさつで大型リゾート開発、伝統文化の継承などを挙げ、「離島の抱える課題がさまざまある。その解決策のため、世界の島々から知恵やアイデアを集結させ、よりよい未来をつくっていくための国際会議」と述べ、本番に向けての協力を求めた。
10月3日はオープニングセレモニーを開催。基調講演では「地球に優しい島のあり方(仮題)」として、新石垣市役所の設計者、隈研吾氏が語るほか、「地域社会の未来を考える島へ」をテーマとした基調シンポジウムもある。
4日はメインプログラムの「アイランダー・セッション」が開かれ、招聘(しょうへい)3都市や国内の有識者らが地球環境や音楽、文化など、多彩なジャンルで意見交換する。
5日は体験型プログラムが展開される。「海LOVEフェスタ2019」ではビーチクリーンを実施。「ガストロノミー・プロジェクト」では八重山農林高校生がイタリアン料理シェフと協働で島の食材を使った料理を振る舞う。このほか、「高大連携フォーラム」や、同サミットと連動して「KINIアロハフェスティバル2019」も開かれる。
6日の最終日で、3日間の成果をまとめる予定。
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