石垣支所用地問題にめど 現庁舎隣接地に仮庁舎
- 2019年06月13日
- 政治・行政
竹富町役場 大原移転計画本格化へ
竹富町役場移転計画で、町が石垣支所建設に向けた仮庁舎の用地として、現庁舎向かいの市有地(約1379平方㍍)を借地する方向で調整を進めていることが分かった。現庁舎を解体した跡地に石垣支所を建設するため、行政機能を一時的に移す仮施設整備が急務だった。用地のめどが立ったことで、大原への役場移転計画が本格化しそうだ。
町はボーリング調査を終えており、庁舎内の配線やシステム移設に向けての準備を進めている。市道にある電柱を市有地に移設して面積が確定次第、市と契約を結ぶ予定。借地期間は原則2年。この間に石垣出張所を建設し、2021年度の供用開始を目指す。
仮庁舎は1階建てユニットハウス型のプレハブ。狭量なため、現庁舎1階フロアの11課などが入居、2階の産業振興課や選挙管理委員会、議会事務局、議場は仮庁舎の周辺施設に移転する。
町は行政サービスを低下させないよう5月末に町役場新庁舎整備に関する検討委員会を開き、各課の懸念事項をすり合わせしており、今後、適切な配置を確定させる。子連れの来庁に対応できるスペースや授乳室の確保などを検討していく。
西大舛髙旬町長は12日、取材に対し「危険家屋から仮庁舎に移転できれば、石垣支所建設、大原への本庁舎移転も大きく動きだす」と述べ、今年度内に大原で測量調査や磁気探査などを行う意向を明らかにした。
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