Wi-Fi供用開始 観光施設など6カ所
- 2019年04月05日
- 社会・経済
接続可のステッカー掲示
石垣市は3月末までに、観光対策で運用している無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)を、中心市街地や観光スポットなど新たな屋外エリア7カ所に10本の専用アンテナを整備し、うち6カ所で供用を開始した。クルーズ船が接岸する新港地区旅客ターミナルやバスターミナル、市中央運動公園、新栄公園、ユーグレナモール中央通りなど観光客らが多く訪れるスポットに拡張した。
市は2013年度に中心市街地、南ぬ島石垣空港内、ユーグレナ離島ターミナル内、川平湾周辺の4カ所に初めてWi-Fiエリアを整備した。
今回のエリア拡張により、新港地区旅客ターミナルで外国人客にも対応できる。運動公園ではプロ野球キャンプが行われる野球場と陸上競技場をカバー。イベント会場となる新栄公園など日ごろから市民が利用する施設にも広げた。川平湾は、砂浜でも利用できる位置に専用アンテナを増設し、4月中には供用の見通し。
アンテナは市民会館、バスターミナル、ホテルピースランド石垣島、市中央運動公園陸上競技場の屋上・外壁、ユーグレナモール中央通り公設市場前、新港地区旅客ターミナル、川平湾に設置されている。
18年度の観光客に向けた情報発信強化事業として、国の離島活性化交付金で8割の補助を受けて実施。地域の要望を受けエリアやアンテナの設置箇所などを選定、ことし1月から設置作業を行ってきた。接続ポイントには、接続可能を知らせるステッカーを掲示、今後も増やしていく。
市観光文化課の仲大底まゆみ課長は「予算繰りや通信技術の発展、ランニングコストも見極めなければならないので増設は容易ではないが、今後も環境整備を進めていきたい」と話している。
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