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石垣島植物工場が完成 ㈲黒島組

葉野菜の安定生産に向けてお披露目された石垣島植物工場=29日午前、市内真栄里の黒島組敷地内

葉野菜の安定生産に向けてお披露目された石垣島植物工場=29日午前、市内真栄里の黒島組敷地内

LEDの植物育成ライトと水耕栽培技術で栽培されているレタス(代表撮影)=同

葉野菜の安定生産可能に

 葉野菜を低価格で届け、安定的な生産が可能な石垣島植物工場が、石垣市真栄里でこのほど完成し、29日午前、関係社にお披露目された。市内で建設業などを手掛ける㈲黒島組(黒嶋克史代表取締役)が運営する。〝台風銀座〟の八重山では、夏場に多い台風襲来時に物資輸送がストップし、特に島外からの供給に頼っている葉野菜は価格高騰と商品不足を引き起こしている。植物工場では需要が高い無農薬のリーフレタスとフリルレタスを水耕栽培で通年生産することから、新鮮な葉野菜が容易に手に入りそうだ。

 工場は、市が公募した石垣島植物工場整備事業を受託。内閣府の離島活性化交付金と市の事業合わせて4000万円で整備した。沖縄セルラーアグリ&マルシェ㈱(國吉博樹代表取締役社長)が技術支援する。石垣工場は南大東と宮古島に次ぐ3例目。

 2月27日に完成した工場は既存施設を断熱パネルハウスに改修。延べ床面積99平方㍍に発光ダイオード(LED)の植物育成ライトと水耕栽培システムを導入。自動で光合成に必要な二酸化炭素の濃度やセンサーで水量を調整して栽培する。

 一日の生産量はレタス約350株で約20~25㌔相当。家庭用100㌘と業務用200㌘パックで販売。価格は未定。

 黒島組は6月から市内量販店などで販売開始する予定。生産能力の向上も見据えて施設拡張も検討している。

 國吉社長は「県内は夏場に葉野菜不足となり、生産量も少ない。地元や訪れる観光客の消費を支援したい」と意気込んだ。

 黒嶋代表は「天候に左右されない栽培技術を若年就農者が学ぶ場にもなってほしい」と期待した。

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