「パイナップル饅頭」濃厚風味 ㈲宮城菓子店とタイアップ
- 2019年02月22日
- 社会・経済
㈱竹富町物産観光振興公社(上勢頭保代表取締役社長)は、創業97年の老舗・㈲宮城菓子店(宮城龍二代表取締役社長、石垣市)とタイアップして西表島産スナックパインを100%使用した「パイナップル饅頭」を開発、3月から販売する。「南ぬ島菓子シリーズ」の贈答用第1弾商品。今月24日開催の黒島牛まつりの会場で先行販売する。上勢頭代表は「各島の1次産品に付加価値を付け6次産業化へつなげられるよう、ヒット商品にしたい」と話している。
公社は2017年夏ごろ、西表島に大量生産できる製菓の加工施設がないため同店へ共同開発を持ち掛け、「地域資源活用による商品開発事業」の一環として商品化した。同店が製造、公社が販売を担う。
饅頭は、パインの香りたっぷりの甘酸っぱい餡をもっちりとした皮で包み込んだもので、濃厚な風味が特徴。宮城代表は「味や食感にこだわり、数あるパインの中でスナックパインが餡に最適だった。パインの芯まで使うことでこの食感を出すことができた」と自信をのぞかせる。
商品箱のパッケージは、島の大自然をデザインしたもので、イリオモテヤマネコやセマルハコガメ、町蝶のツマベニチョウ、町鳥のアカショウビン、サガリバナがあしらわれている。
饅頭は1箱8個入りで1100円(税抜き)。売上の一部は、西表島の自然保護に充てられる。公社の南ぬ島石垣空港内のショップ島土産、宮城菓子店、同店の取引先、市内スーパーなどで販売される。
上勢頭代表は「今回の商品を契機に、島々の特産品を生かした商品をシリーズ化させ、町商工会に加盟する会員を応援していきたい」と強調し、「観光客や郡民の方もぜひお土産にパイナップル饅頭を買っていただきたい」とPRした。
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