障がい者の力作ずらり 日用雑貨や島野菜販売
- 2019年02月17日
- 地域・教育
障がい者が手作りで製造・加工した製品を即売する「りゅうぎんプレゼンツ第1回ナイスハートバザールin石垣島」(主催・沖縄県セルプセンター、特別協賛・㈱琉球銀行)が16日から2日間、マックスバリュやいま店駐車場で開催されている。市内の就労継続支援事業所12団体が出店。店頭には、事業所の利用者が丹精込めて作った日用雑貨や島野菜が並び、アロマトリートメントのブースも設けられ好評を博した。
同バザールは障がい者の社会参加を支援し、自立促進を図るため1985年から沖縄本島を中心に展開され、石垣市では今回初めて開催された。事業所等の優れた製品を一堂に集め即売。県民への理解と製品の品質向上、販路拡大、利用者の工賃増が目的。
イベント初日はあいにくの雨模様となったが、出店ブースには手作りのアンツクやアイロンビーズのコースター、いす、焼き物、事業所のオリジナルブランド雑貨のほか、手作り漬物、パン類、自家製卵、ミニトマト、ニンジンなどが来場者の人気を集めた。
ミニトマトを購入した伊豆味喜春さん(32)は「とても甘くておいしい」と絶賛。牛乳パックで作られたかばんを手にした女性(42)は「ずっと欲しくて探していた。小物を入れるのにちょうどいい」とご満悦の様子。
イベントに先立ち行われたオープニングセレモニーで、セルプセンターの金城幸範理事長は「訪れた方に喜ばれるよう皆で成功させよう。(イベントを通して)利用者の勤労意欲の向上につながってほしい」と主催者あいさつ。
利用者を代表して川満暁さんは「石垣で開催されうれしい。自分たちの作った製品を市民に知ってもらい、一緒に楽しむイベントにしたい」と抱負を述べた。
このほか、琉銀八重山支店、石垣市、イオン琉球の代表者があいさつ、琉球國祭り太鼓八重山支部の演舞が花を添えた。
イベントには琉銀の行員もボランティアで参加。製品購入者を対象に抽選会も行われた。
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