県民投票告示、意思示す機会
- 2019年02月15日
- 社会・経済
県民の会が参加呼び掛け
【那覇】名護市辺野古への新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票(24日投開票)は14日、告示された。「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で行われ、得票数が最も多い選択肢が投票資格者総数の4分の1に達した場合、知事は結果を尊重し日米両政府に通知しなければならない、と規定されている。投票結果に法的拘束力はないが、県民の意思を示す機会となる。15日から期日前投票が始まる。
那覇市久茂地の県民広場では同日、条例を直接請求した「辺野古」県民投票の会(元山仁士郎代表)のメンバーらがチラシやポケットティッシュ、県民投票ガイドブックを通行人に配布し、投票を呼び掛けた。
元山代表は「多くの人が県民投票に足を運んでもらえるよう最後まで頑張っていきたい」と話した。
同会は17日、パレットくもじ前広場で県民投票音楽祭を開く。21日には石垣市でも予定している。
県も広報活動に力を入れており、のぼりやポスターの設置やテレビCM、特設サイト、ウェブ広告などでPRするほか、県民投票キャラバンを商業施設などで展開する。
県内で県民投票が行われるのは23年ぶり。前回は1996年に米軍基地縮小と日米地位協定見直しについて実施され、投票率29・5%で賛成91・3%、反対8・7%で見直し賛成が大多数を占めた。
投票資格者数は13日現在、115万6295人(男56万3478人、女59万2817人)。
八重山市町の期日前投票は石垣市健康福祉センター、ユーグレナ石垣港離島ターミナル会議室、与那国町構造改善センターで午前8時半から午後8時まで行われる。竹富町の期日前は22日まで。
関連するニュース
- 辺野古反対が7割超 43万人余が明確な意思 県民投票 2019/02/25
- 八重山3市町も反対多数 2019/02/25
- 県民投票 きょう投開票 2019/02/24
- 陸自配備計画 住民投票の実施求める 2019/02/18
- 期日前投票始まる 2019/02/16
- 県民投票、石垣でも実施へ 2019/02/02
- 県議会 3択改正案を可決 2019/01/30
- 臨時議会、来月1日召集 県民投票予算案を上程 2019/01/29
- 三択検討「県議会の議論期待」 県民投票 中山市長、SNSに投稿 2019/01/24
- 投票求める市民の会発足 13団体で構成 2019/01/13