竹西さん体験談に大賞
- 2019年01月30日
- 社会・経済
「ウェルカムんちゅになろう」運動
外国人観光客を手助け
外国人観光客を手助け
観光客を地元沖縄でもてなした体験談のコンテスト「2018ウェルカムんちゅ体験談」(一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー主催)でこのほど、石垣市新川の竹西克江さん(56)の作品「イチャリバチョーデー」がグランプリに輝いた。
竹西さんは、2018年9月に行きつけのカフェ「タニファ」の店先で出会ったイスラエル人男性の話をエッセーにまとめた。ホテルにチェックインできず困っている男性を、竹西さんは店に招き入れ、カフェのオーナーや利用客全員で手助けした。チェックイン後、妻を連れて再び来店した男性が実は新婚旅行中であることが分かり、店はケーキを振る舞い、客がギターや三線、ウクレレなどの大合奏で二人を祝福した、という内容。
23日夜、同カフェで取材に応じた竹西さんは「私への賞ではなく、タニファへの賞だと思っている。言葉が通じなくても同じ人間なんだから大丈夫、というのがオーナーの妻である房江さんの口癖。私も影響を受けている」と笑顔。また「この件だけじゃなく、中国人や台湾人の観光客をすぐ近くのホテルまで案内したこともあり、まだまだ宿泊先のおもてなしが足りないのではないかと感じている」と指摘した。
同コンテストは、沖縄県民一人一人が国内外の観光客をもてなすことを推奨する同社団法人の「ウェルカムんちゅになろう」運動の一環で、97点の応募があった。
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