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「我が国の旅重ねてきて思うかな年経る毎に…

 「我が国の旅重ねてきて思うかな年経る毎に町はととのふ」。2月24日の天皇陛下在位30年記念式典で朗読される歌が決まった▼皇太子時代から国内各地を訪れ、年ごとに各地方の町が整ってきている様子を詠んだもの。石垣島や与那国島も訪れたことは記憶に新しい▼さらに式典では沖縄出身の歌手三浦大知さんが「歌声の響」を歌うことも決まった。この歌は、皇太子時代の1975年7月、沖縄初訪問がきっかけで誕生したという▼名護市にある国立ハンセン病療養所「愛楽園」(現在の国立療養所沖縄愛楽園)を訪ねた際、在園者から沖縄の船出歌「だんじょかれよし」の合唱が起こった。この時の気持ちを「だんじょかれよしの歌の響 見送る笑顔目にど残る」と琉歌で詠み、その後、皇后さまが作曲したのだという▼昨年12月23日、在位最後の誕生日会見では沖縄の歴史にも触れた。「沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも変わることはありません」。沖縄初訪問時にひめゆりの塔で火炎瓶を投げられたが、その後の日程を変えなかったところにも、その思いが感じられる▼最後の会見から浮かび上がってくるのは、常に国民とともにあろうとする姿である。為政者へのメッセージのようにも思えた。(比嘉盛友)

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