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西表島の自然を次世代へ 県環境部

西表島マナーブックをPRするピカリャーと関係者ら=15日午後、ユーグレナ石垣港離島ターミナル会議室

マナーブック作製、配布
入域客に環境への配慮求める

 県環境部(大浜浩志部長)は15日、世界自然遺産登録候補地の西表島の豊かな自然の保全と観光マナーの向上を目的に「西表島の自然を子どもたちへ守り継ぐために」と題した西表島マナーブックを作製したと発表した。世界自然遺産登録推進事業の一環。入域客に島の自然環境や住民の生活環境などに配慮を求める内容となっている。10万部を発行し、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの船会社が乗船客に配布し、協力を求めていく。

 同ブックは▽マップ▽動物たちの事故死が急増▽島の人たちからのお願い▽ゴミを捨てないで▽トイレマナーについて▽貴重な動植物を守ろう▽野生動物に近づかない▽西表島の自然に関する法律と条例—の8項目で構成。町観光協会の協力を受け、住民にもヒアリングしてまとめた。次年度の早い時期に英語、中国語など多言語化にも対応する。

 大浜部長らがユーグレナ石垣港離島ターミナル会議室で会見し、「西表島は世界自然遺産の候補地として注目されている。西表島にしかない豊かな自然を次の世代に引き継ぎたいとの思いから作製した。入域客に手にとってもらい、自然を大切にし、自然に配慮するきっかけにしてもらいたい」と呼び掛けた。

 西大舛髙旬町長は「世界自然遺産登録の再提出のためにも、先輩方から受け継いできた自然を守っていかなければならない」と決意を新たにし、町観光協会の上亀直之会長は「世界自然遺産登録の見送りでいろんな課題が見えてきた。マナーブックには大事なことが書かれている。島の自然と住民を守るために利用してもらいたい」と期待した。

 ブックの普及には定期航路を持つ八重山観光フェリー㈱と㈲安栄観光、不定期の石垣ドリーム観光㈱、日本トランスオーシャン航空(JTA)が協力。船会社が窓口で乗船客に手渡し、JTAは1・2月号から年間を通して同ブックの記事を掲載する。機内へのブック搭載も予定している。

 船会社の担当者らは「これまで観光客から何に注意すればよいか聞かれても基準がなかった。マナーブックがあると説明もできる。確実に手渡したい」と話した。

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