県民投票への不参加表明
—投票権を奪わないで、という声がある。どう説明するか
この記者会見の内容を読んでいただければ理解いただけるものと思っている。間接民主主義の欠陥を補完する直接民主主義を否定するわけではないが、今回の県民投票の実施で結論として物事が変わるのか。どのような結果が出ても何も変わらない。埋め立てにノーという多数の意見が出ても実際に工事は止まらないと思う。5億5000万円の支出はあまりにも大きい。県民投票自体の有効性については疑問が残る。
—今後、県の勧告には応じるか。
現時点で宮古島市、宜野湾市が勧告を受けた上で再度、投票を行わないと表明している。沖縄市も同じような動きになると思う。石垣市も勧告なり指導なりを受けたとしても、新しい材料が出るわけではないので判断を変える材料にはならない。
—最終判断が今の時期になったのは。
各市町村の判断を参考にしたかった。逆に言えば、全市町村がやるなかで石垣市だけがやらないという形は厳しいだろうというのもあった。当事者となる宜野湾市長、市議会の判断を見たいと思っていたので、この時期になった。
—県民投票を実施しないと言っている宜野湾、宮古島、沖縄の各市の首長に相談したか。
現状でどういうふうになっているかは聞いたが、どういうふうにしようとかは話し合っていない。宜野湾市長の判断は当事者なので重い。市長のコメントを見ると、県民投票に関しては疑義が残っている。
—官邸サイドとの情報共有はないか。
全くない。
—義務費だから再議に付したのではないか。
この認識はない。私どもとしては義務費ではないと捉えていた。ただ、県側が義務費と言っているので次善の策として、議員の皆さんの判断を再度確認するという意味で再議をかけた。義務費として再議にかけたわけではない。
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