14頭すべてが4等級以上 JA石垣牛枝肉初セリ
- 2019年01月12日
- 社会・経済
1㌔平均2761円の上物
JA石垣牛枝肉の初セリが11日、八重山食肉センターで行われ、14頭が出荷された。すべて4等級以上の上物で、幸先の良いスタートを切った。1㌔当たり平均で2761円の値がついた。最高値は同3500円だった。1頭当たり平均は126万43円、最高は177万5400円。昨年の年間セリ実績は754頭、9億4047万円、1頭当たり平均は124万7320円だった。
JA石垣牛肥育部会の比嘉豊部会長は「昨年は日本農業賞特別賞を受賞し、すばらしい1年だった。ことしはTPPの発効、子牛のセリ値の低下などで枝肉も下がることが予想されるが、生産コストを見直し、枝肉の増体を図るなど改良に向け気を引き締めて取り組みたい」と決意を新たにした。
セリ開始前にセレモニーがあり、八重山地区本部の山城隆則本部長が「部会員が手塩にかけて育てた石垣牛。これにふさわしい価格で取引をお願いしたい」とあいさつ。
中山義隆市長は祝辞で「南ぬ島石垣空港の開港以来、観光客が140万人近くに達しており、地域経済は確実に進展している。今後も消費者ニーズに応えるべく生産に一層、研さんを積んでほしい。行政としても優良肥育素牛育成事業で支援していきたい」と述べた。(額は税抜き)
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 初セリに活気沸く 八重山漁協 2017/01/05
- 初セリ活況、ご祝儀相場に 八重山漁協 2016/01/05
- 枝肉初セリご祝儀相場 JA石垣牛生産部会 2015/01/10