有効求人倍率1.67倍 八重山郡内
- 2019年01月11日
- 社会・経済
11月単月で過去最高を記録
八重山公共職業安定所(寺島浩代所長)は10日、八重山郡内の11月の雇用動向を発表した。有効求人倍率は前年同月を0.27ポイント上回る1.67倍となり、11月単月で過去最高を記録した。有効求人倍率が前年を上回るのは7カ月連続、1倍超えは48カ月連続。
11月の月間有効求人数は前年比159人(13.4%)増の1346人。月間有効求職者数は38人(4.5%)減の808人。
新規求人数は8カ月連続で増え続け、11月は前年から73人(18.1%)増えて477人。このうち、卸売り・小売業が54人(116%)増の79人、医療・福祉が31人(36.5%)増の116人と続いた。
一方、宿泊・飲食サービス業は9、10月に求人数が大幅に伸びた反動で41人(25.5%)減の120人、生活関連サービス・娯楽業は11人(45.8%)減の13人となった。
正社員の求人数は前年から2人(1.8%)増の112人だが、新規求人に占める割合は3.7ポイント減の23.5%に落ち込み、目標とする3割に届かなかった。
年々、緩やかに減少している新規求職者の申込件数(常用)は、61件(27.2%)減の163件。
寺島所長は「管内の雇用情勢は堅調に推移しているが、宿泊・飲食サービス業で人手不足は根強い。求人は増え続けて求職者の選択肢が拡大するのは良い傾向だが、求職者は確実に減少している」と振り返った。
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