比嘉君が中学男子最優秀
- 2018年12月15日
- 地域・教育

第69回沖縄県小中学校童話・お話・意見発表大会の小学校高学年男子の部で最優秀賞を受賞した下地琉玄君(中央)=14日午後、本部小学校(黒島小学校提供)

第69回沖縄県小中学校童話・お話・意見発表大会の中学校男子の部で最優秀賞を受賞した比嘉健二朗君=14日午後、本部中学校(石垣中学校提供)
県小中学校童話・お話・意見発表大会
第69回沖縄県小中学校童話・お話・意見発表大会国頭大会(一般社団法人沖縄県PTA連合会主催)が14日午前、本部町や今帰仁村の5校で開かれ、中学校(意見発表)男子の部で「十五歳の考えるしまくとぅば」を発表した比嘉健二朗君(15)=石垣中3年=、小学校高学年(お話)男子の部で「命どぅ宝」を発表した下地琉玄君(12)=黒島小6年=が、それぞれ最優秀賞に輝いた。中学校女子の部で加那原里奈さん(川平中3年)が優秀賞に入った。
父が畜産業を営んでいるという下地君は、牛の出産に立ち会って感じた命の大切さについて発表。審査員は「下地君が伝えたい情景が見えた。日頃から鍛えられた表現力のたまもの」と絶賛。下地君は賞を受け「表彰式で名前を呼ばれた時は実感が湧かなかったが、優勝旗を手にして、歴代受賞者の重みが伝わってきた」と語り「担任や親の協力、地域の応援、共に高めあうことができた小浜島のライバルに感謝したい」と話した。
比嘉君は「月ぬかいしゃ」を聞いて民謡に込められた思いと文化に興味を持ったことや、方言で会話する祖父母を見て恵まれた環境にあると気づいたことに触れ「民謡を通して、しまくとぅばを学んでいきたい」と訴えた。最優秀賞受賞には「方言を大切にしたいと皆が思っているのだと感じて、希望が湧いてきた。目を向けるべきところが身近にたくさんあるのではないか、という問いかけが伝わったと思う」と喜びを語った。
大会には男女別に小学校低学年(童話)、同高学年(お話)、中学校(意見発表)の部に地域代表16人ずつ、計96人が出場した。
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