自転車で巡回、交通指導 八重山署
- 2018年05月17日
- 社会・経済
交通マナーアップや盗難防止を呼び掛けるため出発する自転車パトロール隊=16日夕、八重山署駐車場
盗難防止も呼び掛け
自転車利用者が多い管内の自転車事故や盗難を防止するため、八重山署(与那嶺一文署長)は16日から、帰宅時間帯に石垣市内で自転車パトロールを始め、署員が自転車で市内を巡回し、自転車利用者へ交通マナーや盗難対策などを指導している。31日まで。
16日夕、同署駐車場で出発式が行われ、8人の指導員がパトロールに出発。署周辺の交差点などで、一時停止の順守などを指導した。
2017年、市内では自転車利用者が自動車と衝突し死亡する事故や、重傷を負う事故が起きている。小学生が自転車で車と接触する事故も複数件発生しており、重大事故につながる可能性がある。ことしは2月にタクシーと衝突した自転車利用者が右腓骨を骨折する事故が起きた。
同署によると、管内で17年に発生した自転車関連人身事故は19件(前年比8件増)で、人身事故全体の約2割を占める。交差点で約8割起こっている。
ことしの管内の自転車盗被害は4月末時点で15件発生、過去5年の同期比で2番目に多い。被害に遭った自転車のうち7割が無施錠であり、ツーロック等の防犯徹底が求められる。
出発式で与那嶺署長は「通学路や公園など、自転車事故や盗難が懸念される場所を重点に細やかな警戒活動、街頭指導をしていく」、新垣能一八重山地区交通安全協会長は「子どもたちに、自転車は左側通行だと教え、ジグザグ運転を注意しなければいけない」とそれぞれあいさつした。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 「正しい通報を」 110番の日 2021/01/09
- 交通死亡ゼロ途絶える 八重山署 2020/04/03
- 八重山署 市役所で路上寝写真展示 2019/12/20
- 粗暴犯11件増の46件 八重山署2018年 2019/04/07
- 交通死亡事故ゼロ3年 八重山署が初の達成 2018/12/20
- 罪の意識、低さ目立つ 八重山署管内 2018/10/19
- 「子ども110番の家」296カ所に 3事業所に委嘱状交付 2018/08/28
- 「ゆっくり安全運転を」 八重山署ら交安活動 2018/07/31
- 凶悪事件対応で覚書 八重山署と与那国町 2018/06/30
- 刑法犯6減315件 八重山署管内 2017/12/30