東屋とトイレ完成喜ぶ 地区住民
- 2018年04月26日
- 社会・経済
白保船着き場に新施設
白保海岸船着き場近接地に石垣市が整備を進めていた東屋(休憩所)とトイレがこのほど完成し、落成式が25日、同地で行われた。東屋は昨年5月、トイレはことし4月から供用が開始されている。漁業関係施設の整備は、新空港の位置決定に伴い白保公民館が2003年9月に白保振興策の一環として要請していたもの。15年目にして日の目を見、迎里和八館長は「船着き場にふさわしい東屋とトイレが完成した」と喜んだ。
白保地域の自然環境の保全と観光資源の利用のバランスをとりながら、次世代に豊かな自然・文化を継承することを目的とした環境共生観光推進事業として整備、計3910万円を投入した。
東屋、トイレとも鉄筋コンクリート造り1階で、それぞれ55・00平方㍍、46・75平方㍍。赤瓦を使用して周囲との調和を図った。
トイレは男女用のほか多機能トイレを配置、視覚障害者誘導ブロックも設置した。車いす利用者向けの専用駐車場も設け、スロープを使ってトイレや東屋に移動できるよう配慮した。
落成式で中山義隆市長は「市民をはじめ観光客に地域の行事や集落散策、自然観察における環境学習など幅広く活用してほしい」と期待。迎里館長も地域を代表してあいさつ、新空港建設の経緯に触れ、「村が二分されたが、漁民や住民が白保のリーフ海域を守った」と振り返った。
この後、関係者でテープカット、白保公民館役員が「鷲ぬ鳥節」を披露した。
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