陸自配備「容認」と答弁 石垣市議会
- 2018年03月23日
- 社会・経済
その後「理解」と修正
3月定例会一般質問
3月定例会一般質問
石垣島への陸上自衛隊配備計画をめぐり、知念永一郎総務部長は22日、市議会一般質問で、市長選での中山義隆市長の立場について「基本的には容認との理解を示す」と答弁した。市長選の結果を受け、踏み込んだ発言とみられたが、その後、「理解を示すの誤り。容認を削除する」と修正した。仲嶺忠師氏への答弁。
知念部長は、市長選の結果について中山市長が「一定の民意が出た」との認識を示したことについて「基本的には容認との理解を示す私と、平得大俣には反対だが自衛隊配備計画自体には賛成を示している候補者の得票数が、明確に配備反対を掲げる候補者の得票数を上回ったことに対し、ある意味で一定の民意が出たともいえるとの発言」と述べた。
仲嶺氏、長浜信夫氏は「数字上、平得大俣に反対と思う人が多いと感じる」「平得大俣の予定地には反対という意思が明確に出た」として認識をただしたが、中山市長は「選挙にはさまざまな要因がある。単純に得票数だけで、反対が上回っているとは判断できない」と述べるにとどめた。
平得大俣への配備について中山市長は「国防や安全保障は国の専権事項で、南西諸島への配備は国際情勢を考えると理解できる。実際に配備となると、心配や不安もあると思うので、反対意見も聞かせてもらい、それを防衛省に伝え、回答をオープンする。それを総合的に判断するのが市長の仕事だ」と従来の見解を示した。
最終判断の時期については仲嶺氏に「4公民館の意見をまだ聞いていないので、喫緊に受け入れを判断することはない」と答えた。
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