石垣市長選 3日連続で総決起大会
最大動員で支持固め
革新系前市議の宮良操(61)=白保=、保守系現職の中山義隆(50)=登野城=、自民党県議の砂川利勝(54)=桃里・星野=の3氏が出馬を予定している石垣市長選(3月4日告示、同11日投開票)は、21日から3日連続で総決起大会が開催される。3陣営とも最大動員を図り、告示に向けて勢いをつける考え。関係者は「同じ時期に総決起大会が開催されるので、支持者の集まり具合や会場の雰囲気をみれば各陣営の情勢が分かるだろう」と注目している。
宮良氏は21日、中山氏は22日、砂川氏は23日。いずれも午後7時から市民会館大ホールで。総決起大会が同会場で立て続けに行われるのは過去に例がない。いずれも平日となっており、1010人収容の大ホールにどれだけ人が集まるのか、支持の広がりをみるバロメーターとなりそうだ。
3陣営はこれまで集会や懇談会などを開催して支持固めを行っており、宮良陣営は10日夜、青年・女性総決起集会を開いた。中山陣営は11日に女性部大会、15日に青年部大会を予定。砂川陣営は総決起大会一点に集中させる。
決起大会に先立ち、3陣営とも近く政策を発表する。現職が新たな政策を打ち出すのか、新人2氏が現職との違いを鮮明にできるかがポイントとなる。
宮良氏は「市民の力」をキャッチフレーズに「市政は市民のもの」「島内どこに住んでも安心」「島の未来は市民が決める」、中山氏は「日本一幸せあふれるまちづくり」をテーマに「夢や希望を抱ける石垣市」「市民目線で市民とともに歩む市政」、砂川氏は「対話で創る島づくり」をキャッチフレーズに「平得大俣白紙」「新庁舎設計見直し」「島の均衡ある発展」を掲げており、これに沿った具体的な政策を最終調整している。
告示以降の組織体制も固まっており、選挙を仕切る選対本部長には、それぞれ次呂久成崇県議、知念辰憲市議、箕底用一市議が就任する。
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