八重山の1団体2個人受賞 読谷村で県文化協会賞授賞式
- 2017年12月02日
- 芸能・文化
【読谷】地域の文化活動に貢献した個人や団体を顕彰する県文化協会主催の2017年度県文化協会賞授賞式が1日、読谷村文化センターであり、石垣市文化協会の知念清吉さん(84)と森田佐知夫さん(68)、子ども演劇やいま浪漫の会(安里径会長)など56人19団体が受賞した。受賞者代表あいさつで浪漫の会の安里会長は「このような栄誉ある賞は先輩たちの活躍の成果。これからも子どもたちにその思いを伝えながら活動していきたい」と述べた。
功労賞を受賞した知念さんは、石垣市民総合文化祭をはじめ、多くの公演や芸能祭に参加。八重山古典音楽や琉球古典音楽の普及発展に大きく寄与したことが認められた。
奨励賞の森田さんは、国内外の数多くの公演に出演するなど精力的に活動し、長年にわたり古典音楽太鼓の発展に尽力。後進の育成にも積極的に関わった。
ことしで活動16年目の子ども演劇やいま浪漫の会は、団体賞を受賞。八重山舞踊やエイサー、空手などを取り入れたダンスや歴史上の人物の物語を演じることで、子どもたちが地域の文化や歴史に触れる貴重な体験の場をつくり、地域文化の普及・発展に貢献したと評価された。
知念さんは「身に余る光栄です。賞をいただけたのも協会の皆さまのおかげ」と感謝。森田さんは「突然の話で非常におどろいている。今後も後進の育成に努めたい」、浪漫の会の安里会長は「この賞に恥じぬよう子どもたちと地域貢献ができるような取り組みをしていきたい」とそれぞれ決意を新たにした。
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