イタリア船籍「フォーチュナ号」が初寄港
- 2017年10月25日
- 社会・経済

石垣島に2539人を乗せて初めて寄港した「コスタ・フォーチュナ」=24日午前、石垣島沖

市の歓迎セレモニーで、知念永一郎総務部長とミス八重山南十字星の大久奈織さんから記念品を受けるニコランアントーニョ・パロンベラ船長(中央右)=24日午前、船内
船内で市が歓迎セレモニー
イタリアの巨大な蒸気客船をイメージして造船したコスタ・クルーズ社の「コスタ・フォーチュナ」(イタリア船籍、総㌧数10万2669㌧)が24日、中国人観光客を中心に2539人を乗せ、石垣島に初めて寄港した。
フォ号は中国の厦門(あもい)と石垣を往復する旅程。石垣島と竹富島沖合の検疫錨地に停泊し、乗客は自船のテンダーボートで上陸した。団体のツアー客は大型バス15台で島内観光を楽しみ、個人客は離島や市街地散策などで島の文化に触れた。同日夜に厦門へ向けて出港した。
上海から訪れた女性(56)は「自然が多く、空気がきれい。石垣を満喫したい」とバスに乗り込んだ。
船内では石垣市が歓迎セレモニーを開き、知念永一郎総務部長とミス八重山南十字星の大久奈織さんがニコランアントーニョ・パロンベラ船長らに花束と記念品を贈呈した。
知念部長は「多くの乗客が石垣島と縁を結べてうれしい。旅の良い思い出になってほしい」と喜んだ。
パロンベラ船長は「皆さんのおもてなしに感謝したい。多くの人々を乗せて石垣をまた訪れたい」と話した。沖泊で乗客の上陸が遅くなることから、石垣港への接岸も要望した
整備が進んでいる南ぬ浜町のクルーズ船専用岸壁の暫定供用は2018年春に控えているが、7万㌧クラスのクルーズ船が対象。大型クルーズ船の岸壁は2019年を予定している。
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