友利さんが最優秀賞 10月2日、新栄公園で開催
- 2017年09月26日
- 芸能・文化
10月2日に新栄公園で開かれる「2017年度とぅばらーま大会」(同実行委員会主催)を前に、作詞の部審査委員会(宮良長久委員長、委員5人)は24日午前、石垣市民会館応接室で入賞作品を発表し、最優秀賞に友利宇宙(ひろし)さん(28)=登野城=の作品が輝いた。優秀賞には黒島師孝(しこう)さん(62)=浦添市城間=と島仲勇さん(69)=大浜=、佳作には崎原克友(かつゆう)さん(31)=宮良=が選出された。入賞作品は同大会で、歌唱の部の歴代最優秀受賞者が披露する。
本年度の作詞の部には過去最多の366人から405点の応募があった。このうち一般は41人から68点、中学生は大浜中と石垣第二中に加え、初参加の白保中を含む332人から337点が応募した。特別賞は仲吉彩さん(石垣第二)、安里美妃さん(大浜中)、赤嶺颯帝君(白保中)に決まった。
審査委員会によると、最優秀賞に輝いた友利さんの作品は、広々としたキビ畑にたたずみ、自然界の天体と日常生活の情景が表現されて全委員が満場一致で選出した。
宮良委員長は「生活の中から出てきた素朴さは、とぅばらーまの原点。聞く側に自然と訴えられる素晴らしい歌詞は近年にない。入賞者に若手が出てくることは感心」と評価した。
講評で前盛善治委員は「一般の部の応募が年々、減少していることに憂慮。過去の入賞作と言葉が類似する作品もあった。若手が入賞することは他の若年層にも刺激になるので今後が楽しみ。白保中の初参加も喜ばしいことで、参加校が拡大してほしい」と述べた。
最優秀賞に輝いた友利さんは「6年前に帰島後、祖母の協力を得て方言の勉強を続けてきた。子どもの子守歌として歌った当時の情景と自分の気持ちを歌詞に収めた作品が評価されたのはうれしい。星と関連したとぅばらーまを歌い続けたい」と喜んだ。
■23人の出場者が決定 とぅばらーま大会歌唱の部
2017年度とぅばらーま大会歌唱の部審査委員会(糸洌長章委員長)は24日夜、石垣市民会館中ホールで歌唱の部の審査を行い、10月2日に新栄公園で開かれる同大会の本戦出場者(関西代表含む)23人を決定した。
審査には島内外からテープ審査を含む10~70代の51人が出場した。
大会は午後6時50分から開演。雨天時は市民会館大ホールで開かれる。
本戦出場者は次の皆さん。
①石垣文男(那覇市宇栄原)②玉代勢秀尚(石垣)③友利宇宙(登野城)④東輝文(川平)⑤宮城圭(新川)⑥西島本寿乃(石垣)⑦宇根多恵子(登野城)⑧瀬名波恵子(新川)⑨上野真紀(大阪府吹田市)⑩東政太朗(宮良)⑪大石定治(大浜)⑫山田たかね(那覇市首里)⑬富永忠明(新川)⑭嵩本安意(新川)⑮当山喜一郎(石垣)⑯野底忠(登野城)⑰中島もえ(竹富町南風見)⑱平良昌裕(竹富町上原)⑲東川平成人(豊見城市金良)⑳宮良あゆみ(川平)㉑與那覇有羽(与那国)㉒前石野明信(竹富町波照間)㉓佐野明(兵庫県加古川市)
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