弦楽器演奏に刺激 東北ユース楽団員と交流
- 2017年08月10日
- 地域・教育
石垣第二中吹奏楽・マーチングバンド部
県立石垣青少年の家で合宿中の東北ユースオーケストラ(坂本龍一代表・監督)の楽団員50人が9日、同体育館で石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部と演奏を通して交流した。
楽団員は、音楽家として世界的に活躍する坂本龍一さんが作曲した「ラストエンペラーのテーマ」を演奏。迫力ある演奏で部員らを圧倒した。
同部も、アルカディアを含む2曲を披露、楽団員の初来島を歓迎した。
1時間と短い時間だったが、演奏後は各楽器の担当者同士によるトークセッションで、交流を図った。
宮城県内の大学に通う畠山茜さん(20)は「石垣島は時間がゆっくり流れ、すてきな場所。マーチングバンド部の演奏は息が合っていて素晴らしかった」と感想。「この合宿をキックオフとして、来年3月の演奏会成功に向けて活動していきたい」と力を込めた。
マーチング部の川満凜部長(3年)は「見たことがない弦楽器の演奏で刺激を受けた。音が歌声のように滑らかで驚いた」と目を丸くした。
東北ユースは、坂本さんが企画・編成したオーケストラ。東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県を中心に小学生から大学院生まで約110人で編成されている。
合宿は、7日から4日間で、石垣フィルハーモニー管弦楽団が受け皿となっている。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。