八重山産マンゴーに自信 来月、品評結果を発表
- 2017年07月22日
- 地域・教育
研究会 おいしさ一番投票
八重山マンゴー研究会(大原剛会長、会員26人)のマンゴー果実品評会が21日午後、県八重山合同庁舎で2部制で開かれ、会員や関係機関の職員、消費者らがことし収穫されたマンゴーを試食し、一番おいしいと感じたものに投票した。大原会長は「昨年は不作だったが、ことしはどれも色も形もきれい」と話し、八重山産マンゴーの品質に自信をのぞかせた。
品評会には、研究会から19点、沖縄本島から3点、宮古島、県農業研究センター石垣支所から各1点の計24点が並んだ。
会員を対象とした第1部では、外観・果肉色・香り・甘さ・酸味・食感の6項目を参考に品定め。第2部では、会員以外の消費者らが「酸味があるおいしさ」「いい匂い」などと食べ比べし、お気に入りの1点を選んだ。
今回初めて、品評者として宮古島のマンゴー農家が参加。宮古島市の平良麗さんは「石垣のマンゴーは味が濃くて、実の色も濃い。互いに良いところを勉強できたら」と話した。
大原会長によると、今期の生産量は過去最高の約230㌧になる見通し。
県八重山農林水産振興センター農業改良普及課は、春先の開花が遅れた影響などで、収穫予定時期が1カ月ほどずれ込んでいるが、去年の不作で「木が休めていた」ため生産高増につながっているとしている。
品評会は八重山産マンゴーのブランド化、栽培技術の向上を目的に開催され、ことしで7回目。投票結果は8月の同研究会定例会で発表し、好まれる味覚などを把握することで、今後の生産に生かしていく。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。