上原駐在所を移転新築 八重山署
- 2017年07月21日
- 地域・教育
老朽化進み上原港近くに
【西表】竹富町西表島の船浦地区にある八重山警察署上原駐在所が築後35年が経過し、老朽化が進んだことで本年度、上原地区で移転新築される。上原港から県道215号を北に約500㍍の町有地が移転場所で、港に近くなることで島民や観光客への迅速な対応に期待が寄せられる。港から遠かったことで、地域から同署などに駐在所移転が再三要請されており、住民からは「移転は悲願だった。地域の声が届きうれしい」と喜びの声も聞こえた。
県警本部によると駐在所は町有地の一部を借地し建築。建物は鉄筋コンクリート平屋建て、延べ床面積は108平方㍍で事務所と住居部分を分離させる。地域住民の安全相談などに対応するコミュニティールームの新設やバリアフリー化を考慮した造りとなり、来訪者用の駐車場も整備される。総額6620万円、本格的な工事は8月以降。完成は来年1月末を予定している。
現在の駐在所は船浦中学校グラウンドの裏にあり、同県道からは見えにくい場所にある。建築当時、船浦港が旅客船の拠点となっていたが、拠点が上原港に移転したことで周辺環境が変化した。
西部地区では、車上荒らしや空き巣なども増えており、地域住民は「駐在所が上原港近くの目立つ箇所に移転され、トラブル防止や車のスピード違反に対する抑止力になるのでは」と期待している。
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