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先月下旬、所用で出向いた福岡で孫たちの

 先月下旬、所用で出向いた福岡で孫たちの家族とソフトバンク—西武戦を観戦した。過去にも千葉ロッテの試合などを見たが、そのたびに感じるのが地元の人たちの球団愛だ▼ひいきの選手のユニホームを着けて家族連れなど老若男女が気軽に球場を訪れ、雨が降ろうがチームが大敗しようが懸命に応援。オフもキャンプ地の石垣を訪れ選手らと交流▼そういう「プロ野球文化」をうらやましく思いつつ帰った翌週、那覇での西武ロッテ戦を取り上げた本土スポーツ紙と県紙のコラムでプロ野球と沖縄の歴史に感慨を新たにした▼西武が沖縄で試合するのは本土復帰前の西鉄時代以来56年ぶりのこと。そこで球団は「選手に少しでも沖縄や球団の歴史を知ってもらおう」とベンチ裏に、当時はパスポートが必要であり入場はドルだったことなどを詳しく掲示したのだ▼米軍統治の当時は韓国籍の張本勲選手に直前まで旅券が出ず、一方で西鉄の選手が沖縄戦の戦跡巡りをし、稲尾和久投手が「胸が締め付けられる」と思いも語っている▼過去を学ぶきっかけや歴史の受け止め方は各人さまざまだ。しかし沖縄でいうと今の平和は悲惨な歴史の上に築かれている。その歴史の真実に戦争を知らない今の政治家たちは学ばず、石垣も再び危うい道を進んでいる。何とも愚かだ。(上地義男)

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