児童が野菜や花を販売 自分たちで生産し、営業も
- 2017年07月06日
- 地域・教育
プロジェクトKの一環
川原小学校(荻堂哲校長)の児童22人は4日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場で、自分たちで育てた野菜や花を販売する「川原マーケット」を開き、大勢の市民が買いに訪れた。
生産から販売までを行う「プロジェクトK(川原)」の一環で、昨年に続き2年目。児童が▽社長・副社長▽営業▽デザイン▽会計▽アルバイト—の5課に分かれ、それぞれの業務を行った。
児童たちは元気いっぱいに接客し、生産したピーマンやゴーヤ、トレニア、マツバボタンをPR。ピーマンは開始5分、ゴーヤは1時間ほどで完売した。
花は昨年の反省点を生かしてポットのほかに丸鉢やプランターでも販売、ほぼ売り切れた。今回の売り上げは2万7305円。次回は来年2月に計画しており、児童たちは最終的な利益をアフリカの人たちのための井戸製作に役立てることを目標にしている。
副社長の永田壱風(いっぷう)君(5年)は「声が出ていてよかったが、ふざけている人がおり、次回は声をかけて注意できるようにしたい」、デザイン課長の嵩原旭君(同)は「もう少し大きな声で接客できればもっと買ってくれたのかなと思うが、みんな頑張っていたと思う」とそれぞれ語った。
ゴーヤと花を購入した50代の女性は「手作りのレシートなど至るところに工夫が見える。作るだけに終わらず販売まで行い、生産の喜びに結びつける取り組みは大変素晴らしい」と称賛。
同マーケットを知らずに同市場でゴーヤを大量に買ってしまったという佐々木静一さん(70)=大川=は「子どもたちが頑張っている姿を見たら応援したい。ゴーヤを1袋買いました」と笑顔をみせた。
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