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学校給食に加工パイン 消費拡大で着目

学校給食で初めて提供される石垣パイン加工場の「冷凍カットパイン」(左は1㌔規格)=6月30日午後、石垣パイン加工場

学校給食で初めて提供される石垣パイン加工場の「冷凍カットパイン」(左は1㌔規格)=6月30日午後、石垣パイン加工場

石垣パイン加工場 7月10日に献立へ

 規格外サイズや生果として出荷できない石垣島産パイナップルを仕入れ、カットパインとピューレに加工している「石垣パイン加工場」の冷凍カットパインが7月10日、初めて市内の学校給食で使用される。施設を管理・運営する石垣市商工会(我喜屋隆会長)が昨年4月の加工場開所から島内外で加工パインの消費拡大を模索する中、第1弾の取り組みとして学校給食に着目。地産地消を推進するとともに大型販路を確立し、安定出荷を目指す。

 市商工会は、冷凍カットパインの島内消費のサイクルを加速するため、市立学校給食センター(宮良信世所長)でデザート用として利用できないか調整を進めてきた。

 使用するのは、メーンに取り扱うハワイ種の冷凍カットパイン150㌔。甘味と酸味、色合いが特徴の同種を、単独調理校を除いた小学13校、中学5校で使用、約5300人分のデザートとなる。

 一方、冷凍カットパインは1㌔ごとに急速冷凍した後、真空包装して販売しているため、児童・生徒の人数に合わせた個別包装には対応していないほか、パインの大きさも不均等で調理の幅が狭くなるという課題も。

 給食センターの金嶺一彦学校栄養主査は「小さくカットできればフルーツポンチやサラダにも利用できる。下処理が不要で栄養面に問題なく、仕入れ値が安いのは魅力。課題を解消できれば地産地消への貢献は大きく、月2回は利用したい」と期待を寄せる。

 加工場は昨年、規格外パインなど15㌧を仕入れ、5㌧のカットパイン(果肉・芯含む)に加工。処理後はマイナス18度以下で保存しており、賞味期限は1年間。在庫は現在680㌔を保有。県外のレトルト食品会社やタイ料理店の全国展開企業、本島や島内の飲食店からの受注が増えており、随時出荷している状況だ。

 同加工場の丸子靖司責任者は「開所後、石垣島産パインのブランドに注目する飲食店が増えた。学校給食への出荷は子どもたちへの食育にもつながるので、試行錯誤しながら需要を高めたい」と意気込む。

 今回の取り組みを主導した市商工会の仲村圭一郎経営指導員は「要望に応えながら継続供給したい。廃棄パインゼロに向けて、農家と消費者が喜ぶ食の循環を構築したい」と話している。

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