各教科の情報を共有
- 2017年06月15日
- 地域・教育
小中連携の取り組みについて確認し、共通実践を行っていける体制を整えようと石垣中学校区内の4小中学校は14日午後、真喜良小学校(仲吉永克校長、児童382人)で初の合同研修会を開き、各校の教員ら約100人が教科ごとに情報を交換し、それぞれの要望などを話し合った。これまでは管理職レベルで年に3回、情報交換を行ってきたが、教員同士でも情報を共有し、より足並みをそろえようと実施した。
研修会に先立ち真喜良小の授業を新川小、石垣小、石垣中の教員らが参観。小学5年の外国語の授業は石垣中の比嘉真実教諭と小濵三枝教諭が担当した。
研修会では初めに同校区内の本年度の共通実践事項として▽あいさつをする▽身の回りの整理整頓▽時間を守る▽授業の前に必要なものだけ出す▽1時間完結型の授業を行う▽授業中の無言挙手ーの6項目を確認。
教科や生徒指導など9グループに分かれ、小中それぞれの現状や要望などを話し合った。
このうち外国語グループでは「聞くことに慣れてきているのはいいことだが、中学校に来た時点で好き嫌いや差が生まれてきている。小学校でその差を埋める努力をしてほしい」、理科グループでは「B5やA4など小中で使うノートがばらばら。統一してギャップをなくせないか」、社会グループでは「中学校で地図帳の利用が増えるが、小学校では地図帳を使う授業が設けられていない。担任が授業の最後の5分間に取り入れるなど工夫できたら」などの意見が上がった。
新川小の佐事安弘校長は「今回のような取り組みを継続して行っていくかどうか各校で話し合っていただき、今後につなげていけたら。協力し合い、校区内の子どもたちのために頑張っていこう」と呼び掛けた。
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