一夜限り幻想的に 月下美人40輪開花
- 2017年06月13日
- 自然・科学
新川の仲間さん宅
一夜限りで幻想的な美しい花を咲かせる月下美人(げっかびじん)。満月の9日、石垣市新川の仲間昭範さん(61)宅では午後8時ごろから約40輪が開花し、独特の甘い香りが辺りを包み込んだ。
月下美人は、サボテン科の多肉植物。メキシコ~中米が原産とされ、熱帯雨林に自生する。開花期は初夏~秋ごろ。樹高1~2㍍、直径約20㌢の白い大きな花をつける。
仲間さん宅ではことし、60個余りのつぼみが茎葉の各節につき、数日に分け開花した。同夜、うわさを聞きつけた近所の住民も観察に訪れ、花を写真に収めていた。花の香りに誘われ蜜を吸う虫もみられた。
妻の陽子さん(61)は「3年前に植えたが、こんなに花がつくのは初めて。しぼんだつぼみはてんぷらにして食べたい」とうれしそうに話した。
近所の清水光江さん(88)は「最近ではあまり見ない、貴重な花。とてもきれい。満月に照らされ花は一段と大きく見える」と目を輝かせた。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。