総販売額2億2236万円 JA園芸協議会
- 2017年06月03日
- 社会・経済
総会で兼浜会長を再任
JAおきなわ八重山地区営農振興センター園芸協議会(兼浜秀雄会長、6部会159人)の2016年度取扱実績は、野菜類で334㌧2億1772万円、花卉類で11万4077本、464万円となり、総販売総額は2億2236万円となった。2億5200万円の計画に対し88%の達成率となったが、出荷シーズンを通してみると、前年度より増加しているという。17年度は2億8250万円を計画する。2日、大浜公民館で開催された2017年度総会で報告された。
報告によると、同年度は昨年9月の台風襲来と同10月の台風接近などにより秋オクラが被害を受けて収穫減となり、年明け以降の日照不足と気温差の影響で収穫が遅れた作物もあったが、昨年10月からことし5月までのシーズンでは出荷量は増加した。
作物別でみると、オクラ、カボチャ(石垣島)、ゴーヤ、インゲン、花卉が前年度より数量、販売金額とも増加、中でも花卉は前年度から倍以上に伸びた。部会員数が増えたほか、販売会議や現地検討会、栽培講習会の開催を通して出荷品目が増えたという。注文出荷も多かった。
主力のオクラは、春の植え付けの準備が長雨・多雨で遅れ、一部ほ場では立ち枯れ病や疫病で2、3度補植をするという厳しい状況だったが、出荷ピークの6、7月には順調に出荷することができたという。
兼浜会長はあいさつで「去年は天気に恵まれず苦労したが、ことしは天気にも恵まれ、全体的にはほとんどの作物で前年度から(出荷量が)増えている。土づくり、肥培管理をしっかり行い、県内トップクラスを目指そう」と呼び掛けた。
本年度事業計画では、野菜類452㌧2億7750万円、花卉類で12万本500万円の販売目標を設定した。
役員改選では、兼浜氏を会長に再任した。任期は2年。優良農家、功労農家に対する表彰もあった。役員と受賞農家(かっこ内は所属生産部会)は次の皆さん。
▽副会長=東内原辰雄▽監事=山城直樹、嘉良直人▽相談役=大濱克彦。
▽優良農家=東政太郎(オクラ)、荻堂盛輝(南瓜)、迎里安雄(同)、美里清矩(インゲン)、玉盛淳三(西表カボチャ)。
▽功労農家=仲里正才(オクラ)、崎原盛忠(ゴーヤー)、前田島純(インゲン)、玉元志帆(西表カボチャ)、野原ゆかり(花卉)
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