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浄水場跡文化財指定 建議書の不採択に怒り

不採択となった旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求める建議書について話し合われた第1回文化財審議会=30日午後、市教委

不採択となった旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求める建議書について話し合われた第1回文化財審議会=30日午後、市教委

市文化財審議会
施設の保存など協議へ

 石垣市文化財審議会(石垣博孝委員長、委員10人)は30日午後、石垣市教育委員会で開いた第1回会議で市教委の4月定例会で不採択となった旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求める建議書について話し合い、委員から「市教委が審議会の建議書を不採択にすることは許しがたい。理解できない」「(審議会は)遺憾であるという文書をつくり、市教委に出すべきだ」など、怒りや不満の声が相次いだ。同跡の文化財指定の道が閉ざされたことにかわりはなく、今後は施設や周辺植物の移植など主に保存について話し合っていく。

 建議書の不採択については冒頭、文化財課の浦崎英秀課長が所有者の中山義隆石垣市長から4月20日に届いた同跡周辺の文化財指定に関する同意についての回答文やこれまでの経緯を説明。

 石垣委員長は「県や国でもこんな事例はない。定例会である委員が『建物が老朽化していて見せるのは危険』というような話をしていたが、本来修復して見せるものだ。基本的なことが分かっていない」と批判。「市教委から委嘱された専門委員がそろって建議したもの。何のための組織なのか」と審議会の在り方に疑問を呈した。

 「市教委で不採択になったことは非常にネガティブだと感じた。所有者の意向で文化財の価値がゆがめられてしまうのはすっきりしない」(東田盛善委員)、「市教委から審議会宛に回答もきていないが、これで終わっていいのだろうか。審議会が遺憾に感じているという文書を作る必要があるのではないか」(松島昭司委員)などの意見もあった。

 会議では、国庫補助事業の平久保のヤエヤマシタンの状況やアクセス道路建設に伴う用地買収計画地などについても報告があった。

 委嘱状交付と任期満了に伴う委員の改選も行われ、委員長に石垣博孝氏、副委員長に石垣久雄氏を再任した。

 その他の委員は次の通り。

 東田盛善、大田静男、大浜英和、島村賢正、砂川哲雄、松島昭司、松竹喜生子、宮良断

  • タグ: 市文化財審議会旧大浜町浄水場
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