家電や家庭ごみ散乱
- 2017年05月31日
- 社会・経済
屋良部半島入り口近くの水田わきに投棄されている廃材。関係機関の職員が現場を確認する=30日午後、崎枝
4機関が不法投棄パトロール
県八重山保健所(国吉秀樹所長)は30日、石垣市や八重山署など4関係機関とごみ不法投棄県下一斉パトロールを実施した。昨年12月以降、保健所の不法投棄監視員のパトロールや住民からの通報でみつかった4カ所。家電や家庭ごみなどが投棄される場所は、車両での出入りが可能で人目につきにくく、草木でごみが隠れるという共通点があった。
真栄里のパチンコ店では、駐車場を囲うフェンスに「不法投棄監視強化中。監視カメラ作動中。不法投棄は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金」と注意喚起のステッカーが掲示されていたが、フェンス外側の雑木林に家電や空き缶、ペットボトルなどが散乱していた。
このほか、磯辺団地近くの雑木林、バンナ公園南側の共同墓地の道路沿いにもテレビ、自転車、家具などがあった。屋良部半島の入り口近くの水田わきには家具など大量の廃材が。市環境課によると、土地の所有者から4月6日に通報を受けたが、投棄者の特定につながるものがなく、所有者が撤去した後、看板を設置することにしているという。
県内一斉パトロールは1998年度から始まり、ことしで20回目で、この日は10人余が参加。保健所生活環境班廃棄物担当の安里将仁主任は「不法投棄対策は行政だけでは限界がある。住民に対する意識啓発を図ることが大事だ」と語った。
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