石垣市消防署伊原間出張所起工式 新庁舎工事の安全祈願
- 2017年05月23日
- 政治・行政
伊原間出張所新庁舎の起工式が22日午前、石垣市伊原間の現地で消防や施工関係者ら約30人が参加して行われた。工事は6月初旬に着工、12月末の完成を予定している。新庁舎は海抜40㍍の高台に整備され、災害時避難施設としての機能を確保し、北部地区消防団の拠点施設としても期待されている。起工式では中山義隆市長ら3人がくわ入れし、工事の安全を祈願した。
新庁舎は県道206号線を伊原間公民館から北に約700㍍の同公民館有地で整備。敷地面積約1033平方㍍、建物はRC造の平屋、延べ床面積317.35平方㍍(車庫148.54平方㍍含む)。外構工事はこれから入札が行われる。
施設は、県・市の「福祉のまちづくり条例」の適合基準をうけ、バリアフリー化される。事務室、オープンスペース(会議室・分団室)給湯室、仮眠室、浴室、脱衣室、洗面・洗濯室、男女トイレ(多目的トイレ)、風除室、車庫、器材庫、発電機室を整備する。
現庁舎は、老朽化や低地等の問題から高台移設となった。
同公民館の前上里徹館長は「公民館にとって記念すべき日。地域住民も待ち望んでいた」と述べ「現庁舎の跡地や施設は、消防と公民館で検討し、地域が活性化できるよう活用したい」と話した。
石垣市消防団の辻輝明第8分団長は「今まで北部地区の消防団は集まる場所が無かった。新庁舎内に団室が設けられ、第8分団も活発な活動を展開したい」と喜んだ。
中山市長は「伊原間出張所の移設が地域防災力の強化になる」と期待を込めた。
新庁舎の設計、施工業者は次の通り。
▽設計・監理=Umui建築設計室(野原吉浩代表)▽建築=㈲黒島組(黒嶋克史代表取締役)▽電気・機械設備=㈱新生(生盛栄治代表取締役)
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