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きょう5月3日は、主権在民、戦争の放棄…

 きょう5月3日は、主権在民、戦争の放棄、基本的人権の保障などの原則を掲げる日本国憲法が施行されてから、70回目の「憲法記念日」である▼憲法は日本の戦後の平和や繁栄に大きく貢献してきた一方で、沖縄では基本的人権が保障されなかった時代があった。戦後の米軍統治下、司法、立法、行政の権限は米国の一高答弁務官に握られていた▼米兵が沖縄の住民を車でひき殺したり、銃や刃物で殺害しても軍事裁判で無罪になることもあった。沖縄戦や米軍支配を知らない世代が多数を占めるようになった時代だけに、憲法を理解することの大切さがよく分かる▼戦争の放棄を定めた憲法9条にみられる平和主義は、二度とあのような戦争を繰り返してはいけないという誓いであった。しかし、安倍政権下では国防軍の創設など改正に向けた動きが積極的になっている▼毎朝、ラジオ体操を楽しむお年寄り、子どもたちが勉強やスポーツに励む姿など、このささやかな日常の安定こそ守り伝えるべきものに見える。それは理想だと反論する向きもあるだろう。米国の現実に合わせてばかりいて理想を遠慮すれば、情けない現実が大きくなるだけではないか▼楽しいゴールデンウイークの一日に水を差すつもりはない。少しでもいい。世界に誇れる憲法の意義を考える日にしたい。(鬚川修)

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