男子・桑原寛次、女子・松本華奈が優勝 【エイジ部門】
- 2017年04月17日
- スポーツ
■桑原寛次(36)那覇市
「笑うことで力み取れた」
「優勝できてうれしい。自分のやってきたことを証明できてホッとしている」と笑顔をみせた桑原。得意のランで前の2人を抜き、大会4連覇、7回目の優勝を飾った。飲食店の店長をしながらトライアスロンに出場。限られた練習時間の中でいかに効率よくパフォーマンスが出せるかに取り組んできた。行き着いたのが「力まないこと」だった。
ランではトップと2分以上差があったが「抜こうと無理をしてもつぶれてしまうので」と自分のペースを保ち2周目のはじめでトップに。「笑うことで力みも取れる」と沿道に笑顔を振りまいた。昨年、おととしは練習しなければと気負い、体調を崩したこともあったが、ことしはいかにリラックス状態を保ち、筋肉を使わずに動くかを追求してきた。「取り組んできたことが結果として出せた」と喜ぶ。5連覇についても「仕事の都合が合えば出場して狙っていきたい」と気負わない。
■松本華奈(43)松江市
「沿道の応援すごかった」
「大好きな石垣島で2連覇できてうれしい」。スイムでトップに立つと、苦手のバイクでも1位をキープ。得意のランは42分25秒の好タイムで男子を含めても11位。2位に5分以上の大差で連覇を達成した。
「去年はランで足がつってしまったので、ことしは最後まで体力が切れないようペース配分を心がけた。ランも、去年よりフラットになり走りやすかった。沿道の応援もすごかった。充実した10㌔だった」とレースを振り返った。
松本は2016年40~44歳の年間チャンピオン。ことし9月にはオランダで行われる世界選手権に日本代表として出場する。
競技を始めたきっかけは2000年のシドニー五輪で見た庭田清美選手。以来、庭田選手を追いかけてきた。「尊敬する庭田選手とレースに出られて良かった。貴重な経験になった」と話す。来年の石垣大会に向けては「若い力と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、3連覇を目指していきたい」と意気込んだ。
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