市民の声援 選手後押し 石垣島トライアスロン
- 2017年04月17日
- スポーツ
ボランティアと大会支え
「頑張って」「もう少し」「水飲みますか、かけますか」。石垣島トライアスロン大会2017では、コース沿いに繰り出した市民が選手たちに声援を送り後押し。エードステーションや立哨などのボランティアスタッフ約700人が大会を支えた。ランのコースは市街地の目抜き通りとなったため観戦、応援がしやすく、選手たちからは「力をもらった」「楽しく走れた」と好評だった。
スイム会場を父親の応援に訪れた上平梨々香さん(平真小6年)、桃香さん(同4年)は「がんばれ」と書いた紙を持って待機。通過すると大きな声を出した。
長女の梨々香さんは「お父さんはモチベーションが上がらないと言っていたが、最後は練習に頑張っていた。休みの日などに一通り練習していた。見ていてすごいなと思った。レースに出ているお父さんはかっこよかった」と話し、次女の桃香さんも「ゴールまで頑張って」とエールを送った。
職場の仲間5人とともに出場する予定だった高野夏葉さん(35)=茨城県=は、体調不良で急きょ欠場、応援に回った。「スイムが終わってショートカットで(名蔵に)来たが、トップといっしょだった」と驚き、「海がきれいな大会は他にはない。来年は出ます」と約束した。
新栄町の自宅前で西玉得敦さん(57)・みどりさん(同)夫妻は「野口射」「鈴木隆弘」と書いた横断幕を掲げ、大太鼓をたたき続けた。野口さんは、敦さんが35年前に東京で働いていた職場の同僚、鈴木さんは、夫妻が経営する素泊まり宿の常連客。
敦さんは「野口さんは当時からのつきあいで3年前から大会に出場している。ありがたい。今日は焼き肉店を予約した」と慰労会が楽しみな様子、みどりさんは「毎年来てくれるので楽しく応援できる。トライアスロンにも興味が湧く」と笑顔をみせた。
市役所前でNTT西日本沖縄支店が開設したエードステーションで水かけのボランティアをした学童野球チームの本若照平君(八島小6年)は「きつそうなランナーに水をかけると笑ってくれるのでうれしい。僕もいつか出場する機会があれば出たい」と刺激を受けていた。
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