5カ所に保護区設置 漁業やレジャーなど自粛を
八重山漁協
水産資源の保護・回復を目的とした八重山漁協の保護区は1日から、八重山近海5カ所に設置された。6月30日までの3カ月間、漁業のほかレジャーでの釣り、ダイビングの自粛を呼び掛けている。サッコーミーバイ(ナミハタ)の産卵海域となっているヨナラ水道では4月5日と5月4日からそれぞれ20日間、保護区間が設定される、
資源管理の取り組みは2008年からスタート、10年からはサッコーミーバイの保護海域を設けた。
保護区は、沿岸魚種の産卵海域となっており、漁業者がブイを設置して表示しているほか、巡回などを行って協力を求めていく。
漁協によると、県水産海洋技術センターが釣具店のホームページに掲載されている釣果情報を分析した結果、一般の釣り人が沿岸の魚を釣る量は、魚種によっては漁業を脅かす可能性があることが分かっているという。
漁協では「産卵させないと魚は増えない。産卵期の釣りはやめよう」「たくさん釣って人に分けたり、売ったりするのはマナー違反。場合によっては漁業権の侵害になる。漁業者以外が魚を売ることはやめてほしい」などと呼び掛けている。
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